簡単かつ効果的に人前で話すために(3/4)
信頼感とコミットメント*1
たとえ話が及んでないところでも、聞き手はとっつきやすく信頼できるコンセプトや知識、スキル、そしてアイディアを見つけ出すものだ。話し手を「まぁ退屈ではない」と聞き手が思えばだが [=話をきちんと聞いてくれていれば]。
- 先入観の方が現実より強いことはよくあるのだということを考慮しよう
- 信頼感は次のことで高められる:
- あなた自身の [話すことについての] 気楽な感覚と信頼を与える話の材料
- 教えることへのあなたの情熱と関心
- あなたの研究とあなた自身の考え
- コミットメントは次のことで高められる:
- あなた自身の考え、感じることについて述べること
- 一人称を用い、テーマから自分自身を分け隔てないこと
- テーマについての"パッション" [=情熱、愛着] を述べること
- 話し方はコミットメントと信頼感に関係する:
効果的なプレゼンについての古いUCLAの研究は3つの要素(言葉、声、見た目)を分析した。それにより分かった以下のことは、信頼性/信憑性を築くのに重要なことだ:
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- 言葉(あなたが喋った言葉):7%
- 声(あなたが喋った時にどのように聞こえるか):38%
- 見た目(あなたが喋った時にどのように見えるか):55%
- あなたの活力と情熱が聞き手を動かし、あなたの目標にあなた(聞き手)が届くの助けてくれる
やり取りを築く
- 学習は受動的な環境の中ではなく行動の中で最もよく行われる
- 相互作用は以下のことを継続して行う手段である
- 「私にここで今」を評価する
- あなたの [話の] 内容が理解されているかを見極める
- 学習の責任をより公平かつ的確に共有するため
- どのようにやり取りを築くか
- 質問を予め聞いておこう。そして比較的簡単でとっつきやすいものから [解答を] 始めよう
- たとえ大きなグループが相手でも全員を巻き込むように努めよう
- 議題について隣の人と考え、アイディアや質問・気になることをメモするよう、聞き手に求めよう
- 大きなグループであるように話し合おう [=細々したようなことに時間を取らないようにしたりすることか]
- 自分自身を動かせ!
- あちこちちょこまかと動かないように。だが、一つの場所に留まってもいけない
*1:コミットメント:「関わり合い」と訳せるが、「(誰かや何かに)一体感を持ち、深く関わること」という意味合いが含まれる。